コートールド美術館展のハナシ
こんばんは.
もう10月だというのにまだまだ暑くて、
四季が醍醐味な日本から
ついに秋がいなくなっちゃったんじゃ…
なんて感じている今日この頃です(泣)
初投稿な今回は、先日行ってきました、
東京都美術館で開催されている
「コートールド美術館展」のお話です。
コートールド、もといサミュエル・コートールドは芸術が大好きなイギリスの実業家。
このコートールドが収集した芸術コレクションを核に1932年にロンドンに設立されたのがコートールド美術館。
でも、この美術館はただの美術館ではなくて…実は美術史や保存修正において世界有数の研究機関でもあるの!ステキ!
今回の展覧はその研究機関としての側面にも注目してるから、画家の言葉や、同時代の状況や制作背景、科学調査で明らかになった制作秘話なんかも紹介されてて胸アツなの。
(例えば、どういう順番で色を塗ったのかとか、修復のビフォーアフターがズレてる!とかね)
実際に展示されてるのは、日本の風景をモチーフにしたようだと語られているゴッホの「花咲く桃の木々」、マネの最晩年の傑作「フォリーベルジェールのバー」、そして科学調査が作品の秘密を解き明かしたゴーガンの「ネヴァーモア」などなど…
素材、技法、時代背景から"名画を読み解く"をテーマに約60作品が展示されてるの〜!
ちなみに、わたしのお気に入りなコートールドコレクションは3作品。
その1はポール・シニャックの「サン=トロペ」
パリの漁港サン=トロペを描いてるんだけど、下描きが残ってたり、荒々しい筆遣で水面に映るヨットを描いてるのもツボ。
その2とその3は、わたしの大好きな画家のひとり、ジョルジュ・スーラの作品。
「水に入る馬」
「グラヴリーヌの海辺」
ジョルジュ・スーラの点描表現がなんとも細やかで、見る度に「一作品仕上げるまでに途方も無い時間がかかっただろうなぁ」とか、「ジョルジュはきっと几帳面な人だったに違いない」とか、全然芸術センスの欠片もないことを思っちゃうんだよね。笑
わたしも趣味で絵を描いてるけど、点描表現に近い描き方をしてるし、このジョルジュ・スーラの作品にとてもインスピレーションを受けてるのは事実。
(今紹介した3作品、ちゃっかりポストカード買っちゃった〜)
とにかく、芸術、読書、食欲の秋が日本からいなくなっちゃうのは、わたしにとってすごく致命的だからさ、気候変動を食い止めるために、みんな、ECOを心掛けようね!
あ、みんなも是非コートールド美術館展、行ってみて〜!きっと見入っちゃうよ!
長いのに、読んでくれてありがとう!
また更新するね〜
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